100歳の表彰
昨年5月に100歳になったおばあちゃんが、野田元総理から表彰されたときに記念の写真を撮りました。
このおばあちゃんはモトコ先生のお母さんです。いろいろな意味で似ています。
私たちにとっておばあちゃんの自慢は、100歳は100歳でも健康なところです。
物忘れがありませんので、私たちが頼まれごとを忘れると叱られます。
そして、自分の足で歩きます。乳母車は必要になりましたが、それでも自分で移動できます。
更には、頭痛や嘔吐や下痢や風邪やアレルギー諸々すべての痛みや苦しみが理解できないようです。
つまり、このおばあちゃんは一度もそれらを経験したことがないため、この辛さが分からないようです。
「なぜ自分以外の人間がみな何がしか体調を崩すのか」これが不思議でならないようです。
食べものは、少々腐っていても「大丈夫!」といって食べます。でもお腹を壊しません。
さすがに耳が遠くなり、目も良くないですが、少し前までは新聞や文学小説を読んだり、こまめにメモを取っていました。
物凄く声が大きいことも特徴です。ハリのある、遠くまで通る素晴らしい声帯の持ち主です。でも、耳が遠いため、ひそひそ話しが周囲に丸聞こえです。
身体が小さくならないことも特徴です。これほどの年齢にも関わらず、肌のハリツヤが良く、丸々と肥えています。なぜか身体が小さくならないため、体重は60㎏を超えています。
食べ物に気を付けているようで、何でも食べています。「あれは身体に良くない。これが身体にいいんだ。」と教えてくれますが、でも、ハンバーガーやとんかつや焼きそばや大福もちなども食べています。チョコレートとレーズンと南京豆は毎日食べています。
昔、米軍を相手にカメラや写真販売していたときのことをよく話してくれます。「ツモロー スリー オクロック!」といって3本指を立てていたそうです。その当時使っていた商売道具を今でも使っています。物はとてもとても大切にします。
おばあちゃんは休みなく働いていました。子供は4人と少な目ですが、奮闘ぶりが目に浮かびます。だから明治、大正、昭和初期の暮らしを想像するのが好きになりました。
長寿の秘訣は質問しても分からないといいます。素晴らしい人格者ではないですし、仏壇はありますが特別信心深いわけでもありません。人には厳しいですし、若い頃から頑固者です。
おばあちゃんが健康に長生きしてくれていることに感謝しています。そして、おばあちゃんを誇りに思います。ずっと私たちを見守っていてほしいと思います。
2013年1月28日
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