職場体験学習を通じてお互いに学べることがたくさんあります
先月と今月は2度、職場体験学習の受け入れを行いました。
先月は阿山中学校、今月は玉瀧小学校の児童です。毎年2回ほどのペースで2~3日間ほど来てくれています。
時間は中学校が午前9時~午後3時ごろ、小学校は午前9時~正午までです。
作業の内容は犬舎の清掃や掃き掃除、散歩やお手入れ(ブラッシング)です。
仕事内容を覚えてもらうことが目的ではなく、職場の雰囲気を感じてもらったり、私たちがどのような仕事をしているのか、その一端を体験してもらうことです。
他に大切なことは挨拶や声かけや丁寧に確実に作業を進めることです。仕事の中の楽しみややりがいについても感じてもらうことが狙いです。
この地域での職場体験は以前は複数の児童が来ていましたが、今は1事業所につき1名になりました。
その方がマンツーマンで仕事の指導が受けられ、友達がいない環境で自立心を養う経験が少しでもできるからです。
中学校は職場体験の最終日に必ずインタビューがあります。
この仕事をしていて楽しかったこと、辛かったこと、なぜこの仕事に就いたのかなどいくつかの決まった質問を受けて、児童はそれをメモにとります。
職場体験前には児童自らが電話連絡し、事前打ち合わせや挨拶をします。事前打ち合わせでは仕事内容や就業時間や持ち物や注意事項を話し合ったり伝えます。
受け入れ側の私たちにとっては常に今の小学生や中学生たちとコミュニケーションを取れることが良い点だと思いますし、教えることの難しさも感じることができます。高い社会性を身に付けた子がいるときは私たちが勉強になることもあります。掃除の仕方を教える立場ですが、ちょっとした工夫をする子や私たちが気付かなかったことに気付く子もいます。
ですからお互いに吸収できることは多いです。
職場体験学習に参加することは社会貢献という大儀もありますが、触れ合いというお金では買えない価値を思うとこれからも続けていきたいです。
2015年10月22日
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