京都文化博物館 別館ギャラリー『ラス・メニーナス』鑑賞

先週、春の陽気の中、京都市にある京都文化博物館別館ギャラリーへ行って来ました!

別館は旧日本銀行を利用した非常に立派な建物で、重要文化財にも指定されているそうです。
大きな木の扉を開くと、天井が高いせいか意外に広い空間が広がっています。
正面には当時の銀行の窓口を想起させるような木枠の窓もあって面白いです。

今回のお目当ては、スパニッシュ・マスティフのポルソスがモデルをさせてもらった作品です!!

スペイン画家であるベラスケスの代表作品『ラス・メニーナス』をご存知でしょうか?
この絵画を元にして現代芸術家の森村泰昌さんがご自身の感性で表現した作品に、ポルソスが出演しました。

ここで少しご紹介を。
森村さんは、世界的に有名な人物に自ら扮装して自画像的な写真作品を制作されている現代芸術家だそうです。
この『ラス・メニーナス』の「侍女たちは夜に蘇る」シリーズは、美術館の閉館後、絵画の登場人物が1人、また1人と絵から抜け出て・・・
というストーリー仕立てになっています。
元々が謎めいた絵画ですので、より色んな想像や錯覚が沸き起こって来て不思議な感覚にさせられました。
これらの作品にもやはりご自身が全ての登場人物に扮装されています。
ただ犬だけは本物を使おうということになり、色んな文献からスパニッシュマスティフという犬種を突き止めて、三重県のポルソスに白羽の矢が立ったという訳です。

写真では光が反射してしまって見づらいかも知れませんが、ポルソスは作品の向かって右下にいます!
なぜか少年に踏み付けられそう(?)になっているので複雑な気持ちになるのですが・・・(苦笑)
ポルソスは「そんなの気にしてないよ~」という顔でおっとりとこちらを見ていました。

この展示は5/10まで行われています。
もし興味を持たれましたら、一度覗きに行ってみて下さいね!

2015年4月22日

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